公開講座
日本パグウォッシュ会議公開講座「核時代における非戦」2024年度第3回
核兵器・戦争廃絶を求めて:日本被団協との70年
◆第3回講座の趣旨◆
今年はラッセル=アインシュタイン宣言(1955年7月9日)から70周年にあたります。ビキニ水爆実験による死の灰(フォールアウト)と核戦争への危機感から同宣言は発せられました。昨年日本被団協にノーベル平和賞を授与したノルウェーノーベル平和委員会のヨルゲン・バトネ・フリードネス委員長はラッセル=アインシュタイン宣言の言葉「あなたが人間であること、それだけを心に留めて、他のことは忘れてください」を引用し。「今日、私たちは改めて自問しなければなりません。私たちは人間性を忘れてはいないでしょうか?」とスピーチしました。
ノーベル平和賞の際にスピーチを行った長崎の被爆者田中煕巳さんも、第五福竜丸無線長の久保山愛吉さんが亡くなった際、当時勤めていた東大生協の仲間と共に追悼の寄せ書きを久保山さんの家族に送りました。第一回原水爆禁止世界大会、被団協の設立、そして事務局長としての20年間と、被団協の歴史の証言者でもあります。
本講演では田中さんに被爆者として被団協と共に歩んだ歴史、そして核廃絶・非戦のための科学者の役割についてお話いただこうと思います。
講演:田中煕巳氏 (日本被団協代表委員)
司会:高橋博子(奈良大学教授・日本パグウォッシュ会議運営委員・PRIME研究員)
日時:2025年4月3日(木) 13時~15時
場所:ZOOMウェビナーを利用したオンライン開催
参加費:無料
申し込み: 要 こちらからZoomウェビナーに登録してください。(ご登録後、このウェビナーへの参加についての情報が記載された確認メールが届きます)
共催:日本パグウオッシュ会議、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会
後援:明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
◆講演者プロフィール◆
田中 煕巳(たなかてるみ)日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員。長崎原爆被爆者。被団協の事務局長を20年務める。元東北日本原水爆被害者団体協議会(被団協)元東北大学工学部助教授・十文字学園女子短期大学教授、博士(工学)(東北大学、1993年)。専門は材料工学
共催講座について:日本パグウォッシュ会議と世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会は、2018年以来、市民に開かれたシンポジウムを共催してきました。包括的テーマは、当初の「核の脅威削減に向けて」から「パグウォッシュ会議と『非戦』の思想」、そして現在の「核時代における非戦」に変わりましたが、貫くものは、人類共滅を防ぐための、核廃絶と戦争放棄という、ラッセル=アインシュタイン宣言に示された理念です。ウクライナやガザでの戦闘が収まらぬなか、核大国による国際法無視の武力行使という、私たちの理念に真っ向から挑戦するような現実が、目の前で展開しています。またイスラエルのガザへの爆撃による死者が4万人を超えるという状況になっています。終末時計が、核時代が始まって以来、もっとも真夜中に近づいているのです。奈落の淵から引き返すため、私たちは、科学的知見に基づいて、新たな展望を社会に提供することをめざします。市民と科学者、宗教者が理性的に対話する場をひろげて、核兵器廃絶と非戦の道を歩む思想と運動を、一層豊かなものにしていきたいと願っています。
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
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